薬剤科
笠幡病院では、2015年度から、総合病院で働いていた薬剤師2名を配置させました。
昔ながらの手作業の調剤から、コンピューターや最新医療機器を導入し、総合病院にも引けを取らない医療を提供するための改革を続けています。
笠幡病院薬剤師は、日本の療養病院の理想を目指し、患者様の安全を守るため、医師や看護師と協力しながら仕事をしています。
外来患者様へ
笠幡病院では、院内の薬局で薬剤師がお薬を調剤しています。
毎回、コンピューターで過去の服用歴を確認しています。お薬手帳をお持ちの場合は、確認させて下さい。他の病院の薬との飲み合わせも確認させていただいています。
お薬手帳を持っていただくことをお勧めします。お薬手帳が無いと、他の病院でお薬を使用している場合、お薬の併用による事故を防げないことがあります。大規模災害時にお薬手帳を持っていないと、治療が継続できないかもしれません。東日本大震災では、お薬手帳を持っていなかった人は、大変だったそうです。
院外処方箋の発行も可能ですが、笠幡病院の近くに調剤薬局はありません。又、処方しても、調剤薬局に必要な薬が置いていない場合がありますので、院内薬局での調剤をお勧めします。
笠幡病院は、ジェネリック医薬品の使用を推進しています。安価なジェネリック医薬品を利用しないと、日本の医療費は増大するばかりです。日本の将来のため、ご理解とご協力をお願い致します。
お薬のことは、薬剤師にお気軽にお尋ねください。
入院患者様とご家族様へ
笠幡病院は、入院されている患者様に、薬剤管理指導業務を実施しています。これは、お薬の説明をするということだけではなく、患者様の状態や副作用が出ていないかを確認し、医師及び看護師と情報共有して治療方針の決定に生かしています。入院患者様により安全に薬を使用していただくために実施しています。
笠幡病院では、中心静脈から栄養を補給されている方を対象に、クリーンベンチという設備で無菌的に輸液に薬剤を混ぜています。これは、療養病院ではめずらしい設備です。これにより、感染症の危険性を減少させることができます。こちらもより安全な入院生活を送っていただくために導入しています。
薬学生・薬剤師の方へ
薬剤師の魅力
AMG(上尾中央医科グループ)の多くの病院を経験した薬剤師が2名在籍しています。どの病院にも「よいところ」「わるいところ」があります。
経験があれば、他の病院の「よいところ」は取り入れ、「わるいところ」は改善することができます。
働きやすさの秘訣
- 部署内だけでなく、他の職種のスタッフと親しみやすい環境。
- 無理なく働ける業務設計。
- 休暇は譲り合い、自由に取得できる(有給取得率ほぼ100%!)。
- 和気あいあいを大切にしながらも、薬は人命に直結するため、大事なところは押さえる。
- 高度急性期医療は経験できませんが、仕事とプライベートを両立でき、とても働きやすい職場です。
薬剤師の主な仕事
- 外来患者様へ薬の交付と服薬指導を行います。
- 入院患者様へ薬剤管理指導を実施します。
- 無菌製剤(中心静脈栄養)は、埼玉県トップクラスの件数を誇っています。
- 医師と良好な連携がとれており、外来から入院まで、幅広い知識が身についていきます。
- 安全、感染、NST活動等、入職1年目からチーム医療に関わっています。
仕事内容と流れ
- 主に、午前中は外来調剤と無菌製剤。午後に入院患者様への対応やチーム医療を行います。
- 地域住民向けの講演会や広報誌を作成することもあります。
- すべての薬剤師が病院の委員会活動に関わっています。
職場の雰囲気
- 激務でも暇でもなく、丁度よい仕事量です。
- 薬剤師5名在籍しており、大学新卒からベテランまで幅広い年齢層です。
- 和気あいあいと話しやすい職場です。
認定薬剤師
- 認定実務実習指導薬剤師取得者1名
- 現在、若い薬剤師2名、認定取得に向けて活動中です。
勤務時間と時間外
- 1日8時間勤務で、毎月の休みは10日です(+有給)。
- 休みの取り方は、スタッフ間で譲り合いながら自由に取ることができます。
- 時間外(残業)は、ほぼありません。
インターンシップ・病院見学
- 随時受け入れています。
- 若い薬剤師の話から、多くの病院を経験したベテランの話まで、色々なことがわかります。
- 笠幡病院の話だけでなく、病院機能の違いや「よいところ」「わるいところ」をお伝えできます。
インターンシップの流れ(大きな病院ではないため、半日で実施しています)
9時~薬剤部門設備・病院見学
11時~薬剤科長から笠幡病院の説明+様々な規模の病院の違いを実体験を基に解説
12時~若手薬剤師との雑談+食事会
13時ごろ終了
問い合わせは、電話またはメールにてお願いします。
担当:長谷川(薬剤科科長)