院長着任のご挨拶
2025年4月1日付で笠幡病院の院長を拝命いたしました、田村 清と申します。
前任の福留健之先生のご尽力により、当院は地域医療に多大な貢献を果たしてまいりました。その歩みを引き継ぐこととなり、責任の重さを痛感するとともに、その使命を全うすべく身の引き締まる思いでおります。
私は1995年に信州大学を卒業し、東京医科歯科大学胸部外科(現・東京科学大学心臓血管外科)に入局し、多くの病院で研鑽を積んでまいりました。心臓の手術は、手術そのものも難しいのですが、術後管理が大変重要です。今の時代では考えられませんが、術後は何日も集中治療室に泊まり込んで全身管理を行ってまいりました。その経験を当院でも生かし、地域の皆様の健康増進に寄与すべく努力していく所存です。
現在、医療を取り巻く環境は日々変化しており、少子高齢化の進行や地域包括ケアシステムの推進など、私たち医療従事者が果たすべき役割はますます重要となっております。そのような中で、患者さん一人ひとりに寄り添った丁寧な医療の提供、職員の働きやすい環境づくり、そして地域医療機関との連携強化を柱として、当院が地域の皆様にとって「愛し愛される病院」であり続けられるよう、全職員と一丸となって努力してまいります。
今後とも、何卒ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
(略歴) | |
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出身: | 東京。牛乳小売店(いわゆる町の牛乳屋さん)を営む両親の元、4人兄弟の第2子として生を受ける。中学卒業まで家業の牛乳配達に携わる。 |
経歴: | 1995年、信州大学医学部卒業。東京医科歯科大学胸部外科(現・東京科学大学心臓血管外科)に入局し、東京医科歯科大学医学部附属病院(現・東京科学大学大学院医学部附属病院)、太田西ノ内病院、東京都立広尾病院、青梅市立総合病院(現・市立青梅総合医療センター)、武蔵野赤十字病院、草加市立病院などで研鑽を積む。2005年、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科心肺機能外科学を卒業し、博士号取得。また、2012年から2023年まで東京医科歯科大学医学部臨床教授を拝命。2025年より現職に就任。 |
外来: | 一般内科・循環器内科(高血圧症、心臓病、脂質異常症など)・糖尿病内科・皮膚科・泌尿器科、その他担当。 |