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入院をお考えの方へ
入院をご検討されている方へ
当院では急性期の治療を終えた後、引き続き長期的な医療的ケアを必要とする患者様の受け入れを、行っています。
多職種によるチーム医療で、入院生活を支えております。
受入基準
項目 | 項目 | ||
---|---|---|---|
中心静脈栄養 | 〇 | インスリン | 〇 |
経鼻経管栄養 | 〇 | 抗がん剤治療 | × |
胃ろう | 〇 | がん末期 | 〇 |
腸ろう | × | 疼痛コントロール ※2 | 〇 |
尿道留置カテーテル | 〇 | 神経難病 | 〇 |
腎ろう | × | 輸血 | × |
人工膀胱 | 〇 | 人工透析 | × |
人工肛門 | 〇 | 認知症 ※3 | 〇 |
酸素療法 | 〇 | 徘徊 | × |
気管切開 | 〇 | 医療区分1 | 〇 |
人工呼吸器 | × | 長期入院 | 〇 |
痰吸引 | 〇 | 生活保護 | 〇 |
褥瘡(床ずれ) ※1 | 〇 |
- ※1 皮膚科医が月2回診察を行っております。
- ※2 麻酔科医である福留院長が疼痛コントロールを行います。
- ※3 症状によりお受入できない場合があります。詳しくはお問い合わせください。
入院相談の流れ
1. 医療相談室へお問い合わせください。
医療ソーシャルワーカーがお話をうかがわせていただきます。
2. 診療情報提供書のご準備をお願いします。
ご入院先、又はかかりつけ医療機関から当院医療相談室へ、患者様の情報(診療情報提供書、検査データ、日常生活動作・身体状況等)をFAX又は郵送にてお送りください。
3. 書面審査で、受入可否判定を行います。
毎週水曜日に入院判定委員会を行っております。
上記以外でも随時検討させていただきます。
検討の結果をご連絡いたします。
4. ご家族様にご来院いただき、面談を行います。
病院紹介・入院費用・入院手続きについて、院長と医療ソーシャルワーカーよりご説明させていただきます。
日時:月〜土 要予約(祝日を除く)
持ち物:患者様の保険証類
5. 入院日の調整〜入院
入院のお申込みをいただきましたら、病状等を確認の上、お部屋の準備が整い次第、入院のご案内をいたします。
入院時はご家族様のお付き添いをお願いします。
入院日時:月〜土(祝日を除く)午前10時 当院着
入院費用
1カ月の入院費用(目安)= ①医療保険一部負担分+②食事代+③居住費+④オムツ代+⑤セットリース代+⑥差額室料
- ※各保険者(後期高齢者医療、国民健康保険、保険組合など)から交付される、限度額適用認定証の区分をご確認ください。
- ※指定難病やその他の医療受給者証をお持ちの方は金額が変わるため、詳細についてはお問い合わせください。
入院費用シミュレーター(概算)
※1 院内着:甚平・浴衣・ニット着 または ケアウエア
※2 日用消耗品:リンスインシャンプー・ボディーソープ・保湿クリーム・歯ブラシ・口腔ケアブラシ・歯みがき粉・義歯洗浄カップ・義歯洗浄剤・吸い飲み・箱ティッシュ・カラーコップ・ストロー・ヘアブラシ
合計(税込)※1か月(30日)入院した場合の概算
1日の流れ
- 寝返りのできない方へ、2時間ごとに体位変換をおこなっています
- 曜日によって、離床やレクリエーションがあります
- 毎日の口腔ケアだけでなく、当院は院内に歯科外来がありますので、病室に居ながら、診察が可能です
- 月に1度、訪問理美容があります
お食事
- 通常のお食事や治療食はもちろんのこと、飲み込む力や噛む力が低下した患者様のお食事は、通常の「きざみ形態」「ミキサー形態」の対応の他、当院独自の調理加工方法を用いた少量かつ栄養価を保持したソフトゼリー状のお食事もご用意しております。(右写真)
- お身体の状況に応じて、患者様のご希望やご嗜好に最大限お応えできるよう一食一食を大切にお作りしております。
- お食事は温冷配膳車を使用し、朝食8時・昼食12時・夕食18時以降に提供しております。
行事食
四季折々の季節に合ったお食事をご用意しております。
イベント食
- 1年に1度、握りお寿司のイベントを行っております。
- 飲み込む力や噛む力が低下した患様対応のムース寿司の提供も行っており、既製品は一切使用せず、寿司ネタを当院独自の製法でムース状に加工し、ひとつひとつ丁寧にお作りしています。
栄養サポートチーム
- 入院患者様全員に栄養スクリーニングと定期的な栄養評価を行います。特別な栄養管理が必要な患者様に対しては、栄養管理計画を立て、個別の栄養管理を行います。
- 入院患者様への栄養相談や栄養食事指導も随時実施し、個々の患者様に寄り添った栄養サポートを行います。
- 多職種からなる栄養サポートチームが、それぞれの知識や技術を持ちより、患者様に最適な栄養療法を選択し、栄養状態を良好に保つことを目的とし、日々活動しています。
お薬のこと
1. 入院患者様に対して週一回「お薬の説明」を行っています。
「お薬の説明」とは?
- ①患者様のベッドサイドに伺い、どのようなお薬を使っているか、お薬は効いているか、副作用は出ていないかの確認を行っています。
- ②患者様と話した内容等を元に、効いてないお薬や必要でないお薬がないか医師と話し合っています。
2. 薬物治療を安全に続けるための管理を行っています。
患者さんが紹介元の病院及び施設から持ってきてくれたお薬の内容を薬剤師が必ず確認しています。確認した内容を元に医師がそのお薬を続けて使用するかどうか判断します。
また、そのお薬を使い切った際には笠幡病院で取り扱っているお薬へ切り替えることになりますが、そこに薬剤師が介入し安全かつ有効な切り替えを行ってそれまでと同様の薬物治療を続けられるようにしています。
3. 細菌汚染を防ぐため安全な環境で高カロリー輸液へ注射薬の混注をしています。
- ①高カロリー輸液とは
食事を口から摂ることのできない患者さんは点滴で大部分の栄養を摂らなくてはならない場合があります。その際に使用するのが高カロリー輸液と言われます。高カロリー輸液はその他の輸液に比べて糖分が多く含まれているので、細菌で汚染されてしまうリスクが高まります。
- ②細菌汚染を防ぐため安全な環境での注射薬の混注
高カロリー輸液での細菌増殖を防ぐためにクリーンベンチを用いて高カロリー輸液内にそれぞれの患者さんに必要な薬剤を混ぜています。清潔な空間を作るクリーンベンチ内で高カロリー輸液内に注射薬を混ぜることによって、細菌などによる汚染リスクを最小限に抑えています。
リハビリ
- 座る、歩く、食べるなど、その方が出来ることに着目してリハビリテーションを行っています。病状としてベッドから離れられない方でも、ベッドサイドで運動を行っています。
- リハビリテーション科には計22名のスタッフが在籍しており、月曜日から土曜日の週6日、祝日も実施しております。患者様1人当たり週4回程度のリハビリを提供し、患者様へ細やかな配慮が出来るよう担当制をとっております。
- また月に数回レクリエーションワーカーと一緒に、患者様の能力に合わせた歌や体操のレクリエーションを提供しています。あまり長時間起きられない方でもベッドのまま移動し、レクリエーションに参加されるなど、それぞれに合わせて実施しています。
- 運動以外にも患者様の趣味や興味があるものを教えていただき、楽しい時間を過ごせるようなサポートもしています。(将棋、編み物など)実際に同じ趣味の方同士で交流が生まれています。
- 入院の際には、患者様の趣味や楽しみ、生きがいであったことをぜひお聞かせください。